7/10(日)放送 ~After the Coughbox Off~ #27 細美武士(the HIATUS)

「KKBOX presents 897 Selectors」第27回目の放送はいかがでしたか?

the HIATUS細美武士さんが語る音楽ヒストリーは、言葉一つ一つに感情がこもっていて情景が伝わってくる内容でしたね。お話の中で頻繁に出てきた「90年代」というワード。90年代ド真ん中世代として、当時の音楽の良さが他の世代にも伝わったのではないでしょうか?

ELLEGARDEN、MONOEYESも含めて全ての音楽体験や活動が密接にリンクしている細美さん。リリースされたばかりのthe HIATUSの新作も是非チェックして下さいね。


<番組でOAされた楽曲はコチラ!>

M1. Open All Night / Georgia Satellites

M2. 2000miles / The Pretenders

M3. Today / Smashing Pumpkins

M4. Zombie / The Cranberries

M5. The World Has Turned And Left Me Here / Weezer

M6. Hyperballad / Björk

M7. Motorcycle Drive By / Third Eye Blind

M8. Geranium / the HIATUS

M9. Sunburn / the HIATUS


↓↓ KKBOXでプレイリストの一部をチェック! ↓↓

<TALK MEMO>

〜音楽体験の原点となった曲〜

M1. Open All Night / Georgia Satellites

⇒自分が初めてボーカルを務めたバンドを結成した時にコピーしたのがこの曲。学園祭に出演するためのオーディションでも演奏し、見事学園祭のステージに立つことが出来たそう。

当時、嫌われ者だったと語る細美さんは、自らも周囲に対して敵意を剥き出しにしていた。しかし、学園祭のステージに立った時に、嫌いだった人達も笑顔で自分たちの演奏を見てくれて、ライブ後には声を掛けてくれた。その時に、嫌われ者の自分でもステージに立てば周りに人が集まってくれるんだと感じた。


〜10代・20代の節目になった曲〜

M2. 2000miles / The Pretenders

⇒17歳の頃、高校を辞めて工場勤務をはじめ、寮生活を始めた細美さん。バイクにのめり込み、収入の殆どを使い果たしていたとのこと。貧乏生活さなかの、とあるクリスマス。食堂に置いてあったチラシを見てポータブルCDプレーヤーを3,980円で購入した。一緒に「クリスマス・ソングス」というコンピレーションCDも購入。この曲はそのアルバムに入っていた曲で、一番のお気に入りだったそう。今でもこの曲を聴くと当時の葛藤や情景を思い出すと語った。

M3. Today / Smashing Pumpkins

⇒この曲がリリースされた1993年、20歳を迎えた細美さんは大学に進学し違う未来を探していた。その時に、MTVでアメリカのローカルバンドのツアーに密着した映像を観て、仲間と一緒にロードムービーのようなツアーをすることに憧れを抱くようになる。その後、バンド活動を始たる細美さんが、この時に抱いた憧れを実行し、日本全国を走り回っているのはご存知の通り。この曲は、そのMTVでの番組のエンディングだったそう。色々あった20歳の頃に、細美さんは音楽の中に何らかの救いを求め、「Today」は90年代に青春を過ごした若者たちの特有の気分を象徴する1曲だと紹介した。


〜音楽活動に影響を与えた1曲〜

M4. Zombie / The Cranberries

⇒1994年のリリース時にリアルタイムで聴いていた曲。ドロレス・オリオーダンはバンドのボーカリストとして5本の指に入るくらい好きとのこと。この曲の紹介で細美さんは「歌って不思議。人の心にスッと入る曲を歌うのに上手い下手は関係ない。」と話した。The Cranberriesなど、この時代のボーカリストは自分の声に正面から向き合って、自分の声に合う曲を書く能力が高い人が多かったと語った。

M5. The World Has Turned And Left Me Here / Weezer

⇒Weezerのリヴァース・クオモは、歌とギターがとてつもなく上手で、人の心を動かすために自分の声と合った曲を書く天才と評した。一番影響を受けたと言っても過言でないと細美さんは語った。


〜100年後も誰かの心に残っていて欲しい曲〜

M6. Hyperballad / Björk

⇒90年代ド真ん中を過ごした細美さんは、当時の機械化する直前の音楽が大好きだと語る。この曲も95年のリリースである。

the HIATUS結成してしばらくは、ELLEGARDEN休止のダメージから回復しきれずにステージに向かうのが大変だった。ステージに上る前に、一人きりでこの曲を爆音で20回ぐらい聴くと、まるで草や木と会話できるような感覚になり、雑念が取り払われステージに晴れやかな気持ちで立つことができた。一時期、この曲によって救われていた細美さん。人生で一番、聴いた曲だそうで、何回聴いても飽きないし泣きそうになると語った。

M7. Motorcycle Drive By / Third Eye Blind

⇒97年リリースの彼らのファーストアルバムから。この曲を初めて聴いた時に、歌詞と音から映画のようなビジュアルイメージが頭に入ってきたそう。リリース当時、サンフランシスコにいたが、毎日ラジオからThird Eye Blindの曲が流れていたとのこと。彼らのデビュー・アルバムは人生で一番聴いたアルバムで、とりわけこの曲が好きで「奇跡的な曲」と紹介した。

Third Eye Blindがジャパン・ツアーを敢行した時にthe HIATUSも2マンで回り、スティーヴン・ジェンキンスと仲良くなった。細美さんは彼に「君達のファーストアルバムは人生で一番聴いたアルバム。特にMotorcycle Drive Byは名曲だ。」と伝えたそう。するとスティーブンは「当時のレコードレーベルのディレクターでさえ、この曲は売れないし評価されないと言い、アルバムに収録したがらなかった」と答え、どの国でも似たようなことがあるんだな、と感じたそう。笑


〜現在の細美さん・・・〜

M8. Geranium / the HIATUS
M9. Sunburn / the HIATUS

⇒一昨年の武道館公演を終えて、一区切りのような感覚になったそう。昨年アルバムを作ろうとなりかけた時に、the HIATUSの5枚目のアルバムをもっと良くするために他で1枚アルバムを作りたいとメンバーに提案した細美さん。そうして生まれたのがMONOEYESであり、そこで細美さんはthe HIATUSで表現しきれなかったことを形にした。2015年をMONOEYESで駆け抜けたことによって、いざthe HIATUSの5枚目のアルバムを作ろうとスタジオに入った時に「ミニマルでマニアックなアルバムだろうとアバンギャルドなアルバムだろうと、どんな作品ができても大丈夫!どんと来い!」という気持ちになった。とにかく自由にthe HIATUSが作りたいものを作ろうという、肩の力が抜けた状態で制作に臨めたそう。そうして出来上がった今作『Hands Of Gravity』は人間的にオーガニックなアルバムで、ダイナミックでドラマティックな仕上がりになっている。細美さんは最後に「今のthe HIATUSは、スケールの大きい曲をやるのが似合うんだなぁと分かった。」と語った。

5枚目にして新たな次元に到達したthe HIATUS。アルバムを引っさげてのツアーも見逃せない!


【RELEASE INFO.】

the HIATUS 5th Album『Hands Of Gravity』

2016.7.6 wed. RELEASE!!

UPCH-20422 / ¥2,592 (TAX IN)


収録曲

01. Geranium

02. Clone

03. Drifting Story

04. Bonfire

05. Let Me Fall

06. Radio

07. Catch You Later

08. Secret

09. Tree Rings

10. Sunburn



【PROFILE】

ELLEGARDEN活動休止後、the HIATUSのボーカルとして活動中。オルタナティブ、アートロック、エレクトロニカへ傾倒しつつも、ジャンル不問の新しい音楽を追究し続けている。また、2011年以降はソロアーティストとしての活動も活発になり、クラブDJやループサンプラーを用いた弾き語りライブも行っている。2015年にはMONOEYESを結成。多方面で活躍している。


【WEBSITE】

http://thehiatus.com/

http://www.takeshihosomi.com/