6/26(日)放送 ~After the Coughbox Off~ #25 荒木重光

「KKBOX presents 897 Selectors」第25回目の放送はいかがでしたか?

スペースシャワーブックス荒木重光さんにご自身のミュージックヒストリーをたっぷりと語って頂きました。音楽はもちろんのこと、映画・アート・写真など幅広く編集という仕事に携わっている荒木さん。高校時代の親友(師匠)から教わり、ともに探求していった音楽や映画への造詣が今の仕事に繋がっていましたね。7/21に同時発売される映画ムック本『ハリウッド男子』『ハリウッド女子』も要チェックです!


<番組でOAされた楽曲はコチラ!>

M1. As / Stevie Wonder

M2. Born To Run / Bruce Springsteen

M3. Modern Love / David Bowie 

M4. So In Love / Curtis Mayfield

M5. It's Your World / Gil Scott-Heron and Brian Jackson

M6. Ain't Got No(I Got Life) / Nina Simone

M7. Everybody Loves The Sunshine / Roy Ayers

M8. Hollywood / Erykah Badu


↓↓ KKBOXでプレイリストの一部をチェック! ↓↓

【TALK MEMO】

〜人生の1枚〜

M1. As / Stevie Wonder

⇒この曲が収録されている『Songs in the Key of Life』は荒木さんの人生の一枚とのこと。高校の同級生で荒木さんに洋楽や洋画の楽しみを教えてくれた師匠のような親友の影響で色々なルーツを辿る中で出会ったとのこと。あまりの完成度に「自分がミュージシャンを目指さなくてよかった・・・もしミュージシャンだったら聴く度に絶望する。」と語った。


〜人生の岐路になった曲〜

M2. Born To Run / Bruce Springsteen

⇒自分のハスキーな声で歌うにはもってこいの曲だと感じ、早速バンドを結成し学園祭のトリでこの曲をコピーしたとのこと。


M3. Modern Love / David Bowie 

⇒ボウイはスプリングスティーンがブレイクする前から応援しており、2人に共通するのは、どちらもボブ・ディランに影響を受けていること。荒木さんは、来年に日本でも開催が決まった大回顧展『David Bowie Is』の 日本語翻訳版カタログの編集も手掛けている。


M4. So In Love / Curtis Mayfield

⇒思わず「良い曲だな〜」と声が漏れてしまった荒木さん。 2012年に山中湖のフェスで山下達郎さんを観た時に幕間でこの曲が爆音で流れてきた。メロウな曲こそ野外で爆音で聴くと気持ちが良いと思い知らされたとのこと。

ちなみに、この曲が収録されたアルバム『There's No Place Like America Today』のジャケットのイラストの元になった写真を編集者になってから発見したそう。こういう繋がりが編集者としての醍醐味だと語った。


M5. It's Your World / Gil Scott-Heron and Brian Jackson

⇒彼が亡くなる前に残した手記が自伝として海外で出た時に、「どうしても好きだから作りたかった」との言葉の通り、日本語翻訳版を手がけて発売した。


〜100年後も誰かの心に残っていてほしい曲〜

M6. Ain't Got No(I Got Life) / Nina Simone

⇒「Ain't Got No」と「I Got Life」の2曲を人力でマッシュアップしたこの曲は、前半と後半の歌詞の対比が素晴らしく「絶望的になった時に救ってくれる曲は、こういうシンプルな歌詞とメロディー」と語り自身も救われた経験からセレクトした。

M7. Everybody Loves The Sunshine / Roy Ayers

⇒この曲は映像が目に浮かぶような音の表現が凄く、音楽は4次元も5次元も超えるものだと感じた1曲。太陽の素晴らしさや恐さが言葉がわからなくても伝わってきて、この曲のような素晴らしい表現は100年後も残っていて欲しいと語った。


〜荒木さんの現在〜

M8. Hollywood / Erykah Badu

⇒現在、荒木さんは7/21発売の2冊の映画ムック本『ハリウッド男子』『ハリウッド女子』を手がけているとのこと。名作の紹介になりがちな映画ムック本ですが、これから映画を見る若い世代のためにも、新しいミレニアム世代の俳優・女優を紹介したいという想いで制作しているそう。こちらも要チェックです!

最後に荒木さんは編集という仕事に対して「高校の時の師匠の親友が、卒業のタイミングで手紙をくれた。「音楽、映画、文学、お前はどの道でもそれなりにこなせるだろうが、逆を言えば器用貧乏ともいえる。だから土台作りだけはしっかりしておけ」とそこには書かれあった。結局、土台作りをし過ぎて(笑)、自ら表現する側には未だいたっていないんだが、その土台作りが今の編集者という仕事に役立っている。」と語った。


【PROFILE】

編集者。1967年生まれ、広島県出身。松浦弥太郎氏の初期エッセイや、しまおまほ氏の『マイ・リトル・世田谷』、旅絵本『ジス・イズ』シリーズ、伝説的グラフィック・デザイナーのソール・バスが遺した唯一の絵本『アンリくん、パリへ行く』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー完全大図鑑』、『デヴィッド・ボウイ・イズ』、『新R&B入門』などを手掛ける。無類のカレー好き。


【WEBSITE】

スペースシャワーブックス:http://books.spaceshower.net/