「KKBOX presents 897 selectors」第49回目の放送はいかがでしたか?
新世代のショートショートの旗手として活躍し、11月末に最新の著書「ショートショート列車」を刊行した田丸雅智さんのミュージック・ヒストリーと共に、日本のミュージシャンとの交流、そしてショートショート文学と楽曲の作詞との共通点や違いについても、興味深いお話をうかがいました。
<番組でOAされた楽曲はコチラ!>
M1. 空も飛べるはず / スピッツ
M2. このまま君だけを奪い去りたい / Deen
M3. クラシック / Judy And Mary
M4. スタンドバイミー / レミオロメン
M5. 運命の人 / スピッツ
M6. サボテンの花 / チューリップ
M7. 憂、燦々 / クリープハイプ
M8. 夏の影 / きのこ帝国
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<TALK MEMO>
M1 空も飛べるはず / スピッツ
小学校の合唱大会で歌った記憶があり、気づいたらメロディー、とくにサビが脳内再生されていて、自分から気になっていった最初の楽曲。「きっかけはメロディーでしたが、今、思えば聞いたことのない言い回しの歌詞が気になったのでしょう」とのコメントが、後に田丸さんがショートショート作家となる道を暗示しているようです。
M2.このまま君だけを奪い去りたい / Deen
中学から高校の頃に聴き、高校時代にはカラオケでよく歌っていた曲。今でも歌うそうです。
M3. クラシック / Judy And Mary
田丸さんの故郷、愛媛県のテレビ局で放送されていた人気番組「もぎたてテレビ」のエンディングテーマ。「当時の日曜の昼、家族と過ごした時間の感覚がよみがえります」とコメント。
M4 スタンドバイミー / レミオロメン
高校時代から好きだったレミオロメン。中でもこの曲は「上京して一人暮らしを始めた頃の初々しい気持ち、駅から自宅までの並木道を思い出します」とコメント。
〜100年後も誰かの心に残っていて欲しい曲〜
M5. 運命の人 / スピッツ
2曲目の登場となるスピッツ。「全曲持っています。自分にとっては神様のような存在で神様と言うのもおこがましい」と思いの深さを語り、この曲の冒頭の一節「バスの揺れ方で人生の意味が分かった日曜日」を引き合いに「マサムネワールド全開の歌詞からは今でも影響を受けていて、自分の中にも残っているし、未来永劫、残っていてほしいという思いがあります」とコメント。
M6.サボテンの花 / チューリップ
両親が好きだったこともあり、小さい頃から聴いてきたチューリップ。今でも好きな曲がたくさんある中、この曲を選んだのは「人間の人生の儚さ、切なさが1曲の中に閉じ込められています。そういう体験をしたのは、もしかしたらこの曲が初めてかもしれません」とコメント。
〜現在の田丸さん〜
M7.憂、燦々 / クリープハイプ
クリープハイプの尾崎世界観と親交がある田丸さん。「例えるなら、血まみれのナイフと対峙している感じで気が抜けません。ビシビシと本物感がスゴい。信用できる方です」とコメント。
M8. 夏の影 / きのこ帝国
昨年、Inter FMのスタジオで野村雅夫の紹介で佐藤千亜妃と知り合い、仲良くなったという田丸さん。「南国風の曲だけれど、儚さと切なさがあって、生きていることの気だるさを感じて胸に迫るものがあります」とコメント。
【PROFILE】
田丸雅智 / MASATOMO TAMURA
1987年、愛媛県生まれ。
東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒。
2011年12月『物語のルミナリエ』(光文社文庫)に「桜」が掲載され作家デビュー。
2012年3月には、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。
新世代ショートショートの旗手として精力的に活動し、ショートショート講座も開講している。
11月29日に最新のショートショート集「ショートショート列車」をキノブックスから、12月7日に児童書「じいちゃんの鉄工所」を静山社から刊行。
【RELEASE】
「ショートショート列車」
文・田丸雅智 / 絵・ニシワキタダシ
本体 1,300 円(税別)
ISBN978-4-908059-49-0
【NEWS】
キノブックスが主催、田丸さんが審査員長をつとめる「第2回ショートショート大賞」
ただいま応募を受付中!(2017年2月15日締切)
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